
From:岡﨑 匡史
研究室より
お寿司にワサビは不可欠です。
ワサビがあることで、食欲を刺激する。魚の素材を活かすことができます。
和食に欠かせない薬味として、ワサビは重宝された。醤油との相性も抜群。
にぎり寿司とワサビの組み合わせは、いつ頃はじまったのか?
香辛料
ワサビは日本列島が形成された頃からあったとされる。
ワサビは、魚食文化の日本に浸透しやすかった。伊豆半島でワサビの大規模な栽培化がすすみ、江戸へ大量供給できるようになった。
ワサビは、生臭さを消すと共に、食欲増進につながる。
ヨーロッパの香辛料の使い方と比較して、ワサビは素材を活かすことができる。 外国に比べると、日本の香辛料の種類は少ない。平均気温の高い国ほど、香辛料が料理に用いられる傾向がある。
香辛料の役割は、獣肉の除臭、保存および防腐、食欲増進などである。ヨーロッパで香辛料が重宝されたのは、臭みを消すためであった。
ガリの効果
お寿司屋さんにいくと、どのお店にも「ガリ」(ショウガの甘酢漬け)が置いてある。
ショウガの甘酢漬けを「ガリ」というのは、ショウガをかじるとガリガリするから。あるいは、包丁で切ったときにガリガリするからとも言われている。
ガリを食べると、舌に残った魚の生臭さを消す効果がある。だから、次のお寿司の魚の味を楽しめることができる。
さらに、ショウガを食べると、血流が増え、身体が温まり、食欲増進につながる。
ー岡﨑 匡史
PS. 以下の文献を参考にしました。
・日比野光敏『すしの歴史を訪ねる』(岩波書店、1999年)
・山根京子『わさびの日本史』(文一総合出版、2020年)
この記事の著者
岡﨑 匡史
日本大学大学院総合科学研究科博士課程修了。博士(学術)学位取得。西鋭夫に師事し、博士論文を書き上げ、著書『日本占領と宗教改革』は、大平正芳記念賞特別賞・国際文化表現学会学会賞・日本法政学会賞奨励賞を受賞。
岡﨑 匡史

日本大学大学院総合科学研究科博士課程修了。博士(学術)学位取得。西鋭夫に師事し、博士論文を書き上げ、著書『日本占領と宗教改革』は、大平正芳記念賞特別賞・国際文化表現学会学会賞・日本法政学会賞奨励賞を受賞。

