執筆の儀式

by 岡崎匡史 June 20th, 2020

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From: 岡崎 匡史
研究室より

パソコンの前で執筆しているとき、どのように集中力を保っているのか?

このような質問を受けることが、度々あります。

私は、太陽の光が入らない密閉した空間で、煌煌としたライトをつけて文章を書きます。神経質な性格なので、余計な雑音や邪魔をシャットアウト。

もちろん、カフェやレストランで仕事をする人も居ます。私からすれば、人声が聞こえるなかで、どうして文章を書けるのか不思議でなりません。

執筆の呼吸、執筆のリズムを整える方法は、人それぞれです。タバコを吸いながら書く人もいれば、音楽を聴きながら、あるいはYoutubeを見ながら書きつづる人もいます。

パソコンと姿勢


ノートパソコンで執筆することは、極力避けています。姿勢が悪くなるからです。出張や移動のときは仕方ありませんが、可能な限りデスクトップを使います。このブログも、愛用のマッキントッシュ(iMac 27)で書いています。

論文や報告書などのたぐいは「Word」で執筆しますが、ブログのような、ゆったりとした文章を書くときは「Ulysses」(ユリシーズ)というテキストエディタが重宝します。気軽に文章を書くことができるからです。

腱鞘炎の予防も不可欠です。「Realforce」という東プレが販売しているキーボードを愛用しています。「Matias」のキーボードも使い心地がよいです。

長時間パソコンを見ていると、眼にも悪い。少しでもダメージを減らすために、ブルーライトをカットする眼鏡も必需品です。

音楽と執筆


執筆の際に、音楽を「聴く人」もいれば、「聴かない人」もいます。

私は音楽を聴く方です。ただ、歌声が入っている音楽だと、気が散ってしまう。だから、クラシックを聴いている。

ショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、ワーグナー、どの曲もお気に入りです。ロシアの巨匠エフゲニー・ムラヴィンスキー(1903〜1988)の指揮した音源を好んで聴きます。

そして、一つの協奏曲が終わったら5分ほど休憩をとり、また研究・執筆に戻ります。

作業に取りかかる前に、メールやチャットなど3分以内で処理できる案件であれば返信をしておく。難しい案件は、別の時間にします。これを1日10回繰り返す。単調な毎日のように見えますが、とても充実した日々です。

人には、それぞれ「執筆の儀式」がある。
執筆やレポートの課題に煮詰まっている、あなたの参考になれば幸いです。


ー岡崎 匡史

この記事の著者

岡崎匡史

岡崎匡史

日本大学大学院総合科学研究科博士課程修了。博士(学術)学位取得。西鋭夫に師事し、博士論文を書き上げ、著書『日本占領と宗教改革』は、大平正芳記念賞特別賞・国際文化表現学会学会賞・日本法政学会賞奨励賞を受賞。

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岡崎匡史

岡崎匡史

日本大学大学院総合科学研究科博士課程修了。博士(学術)学位取得。西鋭夫に師事し、博士論文を書き上げ、著書『日本占領と宗教改革』は、大平正芳記念賞特別賞・国際文化表現学会学会賞・日本法政学会賞奨励賞を受賞。