安倍・トランプ会談

by 西 鋭夫 May 11th, 2026

日米関係の黄金期

今回の安倍首相とトランプ大統領の会談ですが、アメリカでの報道を見る限り、この2、30年で一番、美しい映像でした。トランプさんと安倍さん、恐らく相性が良いのでしょう。記者会見も全米で報道されましたし、記者会見は40分ほどありましたが、全チャネルで放映され、安倍総理にはあまり質問が集まりませんでしたが雰囲気は非常に温かく、トランプさんが一生懸命に安倍さんを持ち上げている感じでした。見ていて非常に気持ち良かった。トランプさんは安倍さんを好きだという雰囲気でおもてなしをされておりました。

会談の翌日には、フロリダのパームビーチで27ホールにわたりゴルフを楽しみました。安倍さんは2日間にわたりトランプさんと食事を共にし、別荘に泊まるなどの歓待を受けました。こんなことは滅多にない。日本のマスコミでは安倍首相が手厚くもてなされている映像が流れ、日米関係は良好であるというイメージが形成されておりますが、米国でも同じように素晴らしい報道が流れておりました。

 

英国首相の場合

安倍・トランプ会談がいかに素晴らしいものだったか。他のケースと比較すると明確です。例えば、トランプさんとイギリスのメイ首相との会談ですが、彼女はアメリカに来て延々と演説して、それでアメリカとイギリスは特別な関係だと。第二次世界大戦の話をしながら、アメリカを持ち上げておりました。

ところが、お食事会はないわ、マイアミには呼ばれない。記者会見も短く、聞いてて全然面白くない。なので、皆さん誰も見ていない。そんな状態でした。普通であれば、イギリスはもっと持ち上げられるんですが、トランプさんは完全にイギリスを馬鹿にしております。そういう雰囲気がありありと伝わってきて、何か冷たかった。

メイさんは必死になって、アメリカとイギリスは特別だ特別だ、とか言っているわけですよ。しかし米国民には全く響いておりません。若い人たち、とりわけ50歳以下のアメリカ人たちは「何が特別なのだ」「貧乏人のイギリスが何を言っているのだ」という感じです。

 

相性

その一方で、安倍さんとトランプさんですが、「ああ、もう完全に相性が良いな」と思いました。お互いに相思相愛というやつです。安心した、とても良い笑顔でした。一緒に座るときも距離が非常に近い。いわゆる動作でも分かるという感じです。

私もびっくりしたのは、トランプさんが安倍さんをここまで持ち上げてくれるのかということです。よっぽど気に入られたんだなと、それがわかった。だから、日本で見られた映像もアメリカで見た映像も、おそらく同じだと思いますが、それは非常にいい感覚で、美しい映像でした。

 

西鋭夫のフーヴァーレポート
安倍トランプ会談の真相(2017年2月下旬号)-1

 

 

この記事の著者

西 鋭夫

西 鋭夫

1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。

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西 鋭夫

西 鋭夫

1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。