天才・司会者
2024年2月6日、ロシアのプーチン大統領に対するインタビューが行われました。インタビュアーは、アメリカの著名な司会者タッカー・カールソンです。2時間以上にもわたる非常に濃厚な対談でした。ウクライナ戦争の転換点になるのではないかとまで言われております。
対談の内容に入る前に、これを行ったカールソンについてお話しします。彼はFOXニュースで長年にわたり司会者を務めてきた天才です。しかし、2023年3月に突然、 FOXを辞めています。
アメリカには20社ほどのニュース専門のネットワークがありますが、私はこの10年、ほとんどFOXしか見ていません。なぜか。理由はカールソンです。この人は、声の質も良いのですが、話す内容が何か心にグサッと刺さるのですよ。
アメリカ人の多くは、マスコミに対して強い不信感を抱いております。「こいつらは一体何を言っているのだ」と考えている。しかし、カールソンは別格です。もう間違いない。FOXは他のネットワークを抑えて断トツの視聴者数を誇ります。毎月ドーッと視聴者数が出てきますが、FOXの圧勝状態です。

クビ
ところで、プーチンへのインタビューを行った後、カールソンは突然、クビになりました。インタビューを行った1カ月後のことです。FOXニュースの上層部から圧力があったと見られていますが、真相はわかりません。急なことで、アメリカで大騒動になりました。
カールソンがいなくなったので、私はもうFOXを見なくなりました。おそらく相当な数の視聴者たちがFOXから離れたのではないでしょうか。
それから数ヶ月経って、タッカー・カールソンがプーチンとの2時間のインタビューを出すわけです。皆さん、プーチンがインタビューに応じたというのはもう大スクープですよ。
私は日本のジャーナリストやジャーナリズムを考えながら言っております。カールソンがモスクワに行って、プーチンと会って、2時間のインタビューを行った。大騒動のレベルです。彼以外、そんなことができる人はおりません。おそらくFOXニュースの親分さんたちは「しまった」と思ったでしょう。カールソンが出す「フーヴァーレポート」みたいなものに、お客さんがワサーっと集まって、もうネットワークニュースなんていらないという感じです。
西鋭夫のフーヴァーレポート
プーチン・カールソン対談(2024年3月上旬号)-1
この記事の著者
西 鋭夫
1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。
西 鋭夫

1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。

