天才・司会者
2024年2月6日、ロシアのプーチン大統領に対するインタビューが行われました。インタビュアーは、アメリカの著名な司会者タッカー・カールソンです。2時間以上にもわたる非常に濃厚な対談でした。ウクライナ戦争の転換点になるのではないかとまで言われております。
対談の内容に入る前に、これを行ったカールソンについてお話しします。彼はFOXニュースで長年にわたり司会者を務めてきた天才です。しかし、2023年4月に突然、 FOXとの契約が終了となりました。
アメリカには20社ほどのニュース専門のネットワークがありますが、私はこの10年、ほとんどFOXしか見ていませんでした。なぜか。理由はカールソンがいたからです。この人は、声の質も良いのですが、話す内容が何か心にグサッと刺さるのですよ。
アメリカ人の多くは、マスコミに対して強い不信感を抱いております。「こいつらは一体何を言っているのだ」と考えている。しかし、カールソンは別格でした。もう間違いない。FOXは他のネットワークを抑えて断トツの視聴者数を誇ります。毎月ドーッと視聴者数が出てきますが、FOXの圧勝状態でした。

クビ
契約終了の真相はわかりません。急なことで、アメリカで大騒動になりました。カールソンがいなくなったので、私はもうFOXを見なくなりました。おそらく相当な数の視聴者たちがFOXから離れたのではないでしょうか。
その後、カールソンは独自のSNSや動画番組を始めました。そして2024年2月、独立したジャーナリストとして、プーチンとの2時間のインタビューを行ったのです。
私は日本のジャーナリストやジャーナリズムの現状を憂いながら話しております。カールソンがモスクワに行って、プーチンと会って、2時間のインタビューを行った。大騒動のレベルです。彼以外、そんなことができる人はおりません。おそらくFOXニュースの親分さんたちは「しまった」と思ったでしょう。カールソンが出す「フーヴァーレポート」みたいなものに、お客さんがワサーっと集まって、もう普通のニュース番組なんていらないという感じです。
西鋭夫のフーヴァーレポート
プーチン・カールソン対談(2024年3月上旬号)-1
この記事の著者
西 鋭夫
1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。
西 鋭夫

1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。

