平和ボケの用心棒
第9条は「本能禁止令」。
人間の本能を無視しているが故、第9条の非現実性が我々の日常生活を脅かし、歪めている。
女性や子供を護る本能を萎縮させられた日本の男が、戦後日本を、勇気もない信念もない怯えた群衆にしてしまったのだ。
怯えた国民は、強い用心棒を雇う。高い銭(年間5000億円)を出し、強いアメリカ兵を雇う。
日本を護るため、アメリカ兵がこの異郷の地日本で血を噴いて死んでいっても、日本人は平気なのか。恥ずかしくもないのか。罪悪感も感じないのだろうか。
「亡国踊り」
用心棒を雇い、飯を食わせ、銭もやる。
この状態を「平和」と呼び、「平和憲法」「平和教育」と、恰も平和踊りを輪になって舞っている日本国民は、賢いのか、狡いのか。
それとも、「亡国踊り」をしながら奈落の底へ堕ちていっているのだろうか。
第9条は、日本を安全にするどころか、「生きるための自衛本能」を悪として否定している。第9条が、日本を潰す。
怖いのは、この生命の本能を嫌悪するように洗脳教育された日本国民が、白蟻が美しい建物をゆっくりと時間をかけて食い荒らすように、内側から「日本国」を崩壊させるかもしれないことだ。
外観こそ美しいが内側の朽ちた国が倒れるときは、一瞬の惨劇である。
この記事の著者
西 鋭夫
1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。
西 鋭夫
1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。