昭和の日
昭和天皇の誕生日、4月29日は、誰の威圧もない経済大国になった日本で「昭和の日」とは呼ばれず、「みどりの日」と命名された。
「みどりの日」という軽薄な呼称は、若い世代には単なる「植林」の意味しかない。
平成9年から、鈴木英夫氏が代表役を務め、「みどりの日」を「昭和の日」に改名しようとする運動が全国的に広がっている。
この運動が実を結び、2007年から「昭和の日」になり、5月4日の「国民の休日」が「みどりの日」に変更になる。とすれば「文化の日」も「明治の日」に改めるべきか。
文化の日
天野文相は、2月7日の衆院予算委員会で、この「文化の日」は、国民の間に「静かな愛国心」を育てるのに役立つだろうと述べた。
「国旗の掲揚、国歌の斉唱だけで愛国心高揚に十分だとは決して思っていない。小さな子供たちが自分たちはどこの国の人かわからぬという状態から......自分がこの国土の実体であるとの自覚を高揚したい。愛国心といえば戦場に出て行くことのように思われた激越な愛国心から静かな愛国心を作興したい」
この記事の著者
西 鋭夫
1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。
西 鋭夫
1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。