ワクチンと政治

by 西 鋭夫 April 9th, 2026

政権交代

トランプ大統領は、ワクチンをアメリカ国民のために最優先する大統領令に署名しました。アメリカは人口も多いですが、感染者も非常に多い状況が続いております。現在は「感染したら死ぬ確率が高い」という報道をやっています。日本もそうです。しかし実際に亡くなられた方の割合は0.2%ぐらいです。正直なところ、年間の自殺者や自動車事故による死亡者の方が多いぐらいです。しかし、そこを一緒にするとまた問題になりますので、ウイルスとワクチンの話に戻します。

ワクチンについては現在、2〜3社が作っていますが、トランプさんがやりたいようにやっていたらもっと良かったと思うのですが、トランプさんはこれから大統領職を追い出されることになります。

次はバイデンさんです。方針がガラッと変わりますよ。ワクチンが全員に行き渡るように、必要なワクチンの量、すなわち注射の量を半分にして、より多くの人に広げようという話が出ています。半分にしても効くのでしょうか。

 

ワクチン懐疑論

そしてもう一つ、皆さん、ワクチンにも有効期限があります。コロナのワクチンは、長くても大抵1年ぐらいだろうと言われています。そうすると、その液を半分にした場合、1年ではなく6か月になるのでしょうか。さらに、これは2回接種しなければなりません。1回打って、2〜3週間後にもう1回打つ。そうすると90%ぐらい大丈夫だと言われています。

ところが実際に、人類の中に、国民の中に一斉に注射していくとどうなるのか。皆さん、このワクチンは初めてのものです。この「初めて」というのは、注射すると、私たちが何十万年もかけてつくってきた免疫のシステムに影響を与えるのではないかと恐れられている、という意味です。

すなわち、コロナワクチンを打ってコロナには対応できたとします。しかし次に、来年か再来年に新しいウイルスが出てきます。インフルエンザと同じで、毎年新しいものが出てきます。そのときに、コロナワクチンによって変化した私たちの免疫システムが、新しく入ってきたウイルスに対抗できないのではないか、次のウイルスにやられるのではないか、という議論がアメリカで出ています。日本でも出ています。日本のマスコミはあまり言いませんが、皆さん、YouTubeなどではすでに出ています。

 

錯綜する情報

これは私のような素人が言っているのではありません。日本の専門家の方々が同様のことを指摘しています。アメリカでも同じ議論が出てきました。それで、世界中で「ワクチンができた」と大歓声が上がっていたものが、だんだんと沈んで、「自分は打たない」「私はしたくない」という声も出てきています。

それを最初に言い出したのが、看護師や医師です。「いや、自分はしばらく待ちます」と言うのです。最前線にいる方々がそう言う。それほど危険性があるのではないかと言われています。ただし、まだ出てきたばかりで、接種も十分に行われていませんので、はっきりしたことは分かりません。

イギリスは全員にワクチンを接種する方向です。そしてワクチンの証明がないと海外に出られない、学校にも行けない、という話も出ています。そうなると、私のように太平洋を泳いで渡る人間は、アメリカに入れてもらえないかもしれません。現在、東京の成田からサンフランシスコに入る場合、ほとんど検査はありません。顔パスのような状態で通過できます。しかし、サンフランシスコから成田に来ると、私はこの4か月で2回、成田で検査を受けました。

私たちはコロナパニックの中にいます。私は歴史上のさまざまなパンデミックを見てきましたが、このコロナほど死亡率の低いものはありません。しかし、なぜかこのコロナだけが特別扱いされています。

 

西鋭夫のフーヴァーレポート
ワクチン争奪戦(2021年1月上旬号)-2

 

 

この記事の著者

西 鋭夫

西 鋭夫

1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。

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西 鋭夫

西 鋭夫

1941年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得(国際政治・教育学博士) J・ウォルター・トンプソン広告代理店に勤務後1977年よりスタンフォード大学フーヴァー研究所博士号取得研究員。それより現在まで、スタンフォード大学フーヴァー研究所教授。